ICT48を成功させるたった一つのやり口

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ICTビジネス研究会がやらかす

まあ、ピュアで真面目なおっさん達が、気持ちやり過ぎちゃって、
叩かれてる感はあります。
ICT48ね。

↓これがね。

ASCII.jp:集え「ICT48」、ICTで活動する女性を募集

ICTビジネス研究会(一般社団法人テレコムサービス協会)は6月9日、「ICT女子プロジェクト」を開始した。
同プロジェクトは、全国各地でICTを用いて活動する女性(ICT女子)を発掘し、一層の活躍の場を提供するもの。具体的には、ICT女子と企業・団体の交流を深め、女性ならではのアイデアで新ビジネス・サービスを創造することでICT利活用を推進する。さらに、これらの取り組みを積極的に情報発信することで、社会全体の女性たちの存在感を高め、IT業界へ就業する若手女性の増加を目指す。

↓このありさま。

【追記あり】総務省がICT分野での女性活躍支援の「ICT女子プロジェクト」を盛り上げる「ICT48」を「13歳~24歳に限り通信・交通費は自腹」で募集 | BUZZAP!(バザップ!)

総務省はICT(情報通信技術)分野において女性活躍を支援する「ICT女子プロジェクト」を指導することを6月9日付けのツイッターで発信。その際に、このプロジェクトを盛り上げる48人の女子、その名も「ICT48」を募集することをぶち上げ、当然のごとく批判に晒されています。

よくこんな負け戦企画が通ったなと不思議でなりませんが、
会議室で議論が煮詰まりすぎちゃって、
何やってるかよく分からなくなったんでしょうね。

ICTビジネス研究会」もなんだかよく分からない団体ですが、
すごく総務省感というか、税金の臭いがするというか、まあ、うん。

ICT48の意図

ICT女子とか言って、華やかさを出して、
ICT業界を盛り上げたかったという意図は分かる。
盛り上げたかった=儲けたかった、というのも分かる。
いいんじゃないでしょうか、ビジネスですから、儲かれば。

でもね、それをお役所がやっちゃダメでしょう、という話。
男女平等、機会均等、老若男女、労使協定、世界平和、
そういう立ち位置を求められるのがお役所。

そのお役所がさあ、アイドル募集って、違うよね。
音速で「女性の商品化か!」って叩かれるよね。
なんで気付けないかなぁICTビジネス研究会。

ICT48を成功させるには

で、ICT48を成功させるには、餅は餅屋ということで、
秋元康氏にやってもらうのがベストだった。
理由は以下。

  • 研究生やらなんやらでメンバーの持ち駒は無数。募集の必要なし。
  • 「ああまた秋元がなんかやってるわ」程度の注目度で目立たない。
  • ビジネスにならないと判断されれば音速で解散。
  • むしろ最初は期間限定のユニットにするとか、自由自在。
  • 秋元康氏のやってることであり、総務省への悪影響は全くなし。

もちろん、総務省は秋元康氏にお金を渡しすぎてはいけませんよ。
会場を提供する程度のスポンサー具合で。

でね、ICT48のメンバーが、ICT現場(おっさん度高し)を訪問して、
キャッキャウフフしてりゃ良かったんですよ。
それでいいじゃないですか。
解決解決。

本当は言いたいこと

いやね、本当はね、言いたいことはこんなことじゃないんですよ。
ICTでの女性活用とか、そもそもの考え方が間違っている。

ICT仕事があるとして、必要なのは仕事内容と報酬の提示だけですよ。
割に合えば人が集まり、割に合わなければ人が集まらない。
男性か女性か、高齢者か外国人か、なんて全く関係ない。

人が集まらなければ、割に合う仕事を提示すればいい。
いかに割に合う仕事を生み出すか、を議論すればいい。

そこをね、割に合わない仕事で人が集まらないからってね、
やれ女性だ、高齢者だ、外国人だってね、話の順序がおかしいですよ。

そんなICT業界は、人材不足の品質低下で滅びればいいと思います。

はい論破(笑)経済産業省の「IT人材不足が深刻化」論

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IT人材が不足するぞ〜!

経済産業省が何か言っているから、みんな聞いてみて〜。

IT人材不足が深刻化、2030年には78.9万人不足に 経済産業省調べ – ITmedia ビジネスオンライン

経済産業省は6月10日、国内IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果を発表した。IT人材は現時点で17万人超が不足しており、今後人口減少に伴い深刻化すると予測。各国と比較して管理職クラスの割合や理系出身者が少ない傾向があり、年収も500万円前後に集中していることが分かった。

もういきなり突っ込みどころ満載ですが、我慢してもう少し読んでみると。

IT市場が高率で成長した場合、30年にはIT人材数が85.7万人なのに対し、不足数は78.9万人に上ると予測している。

ふむふむ。

米国やアジア各国と比べ、日本は管理職クラスの割合や、理系専攻出身者が少ない傾向がみられた。日本では約47%が一般社員だが、米国では9割近くが管理職。日本の理系出身者は約5割だが、インドでは8割超に上っているという。
また、各国のIT人材の年収比較調査でも、日本は年収500万円前後に回答者が集中している一方、米国では年収1000万円から2000万円の間に回答者が広く分布していることも分かった。

なるほどねぇ。
下らなすぎてヘソで茶が沸きますね。
ちょっと突っ込んでみましょうか。

IT人材が不足?

現代における需要と供給というものは、相当ダイレクトに動いています。
情報化社会ですからね。
需要がある、儲かると分かれば、ハゲタカのように企業が集まってきて価格が均衡し、
儲けられる期間も最初だけ、そんな時代です。

そんな状況においてね、人材が不足しているとか、ヌルい状況はありえない。
人材が不足しているのではなくて、その程度の需要しかない、が正解でしょう。

IT市場が高率で成長?

「お前がそう思うんならそうなんだろう、お前ん中ではな」

日本のIT人材の年収が低い?

もうそろそろ現実に目を向けた方がいいと思うんですよね。
みんな本当は気づいているでしょう。
年収は、生み出す価値に比例しているって。

日本のIT人材と、米国のIT人材では、対象としている市場が違うでしょう。
日本国内と、英語圏またはグローバルな市場の、規模の差ですよ。
りんごとみかんを比べて、味が違うと言うような、当たり前の議論は止めましょう。

あと、年収の低い他国に言及しないのも、各国の物価を考慮していないのも、意図的。
議論を誘導しているように見えますね。

で、結局、何が言いたいの?

アレでしょ、IT人材が不足するから、その対策のための予算が欲しい、
って言っているだけでしょ、経済産業省が。

はー、こういう浅いレポートにも税金が使われているし、
全然、クリティカルシンキングじゃないし、金と時間の無駄ですよ。

より現実的な未来

IT業界については、クラウドとかのグローバルなサービスの拡大により、
ますます人手がかからなくなり、人手が余って年収は減少傾向。
て感じじゃないですかね。
世界を相手に仕事しないと、ちょっと厳しいッスね。

結論

頭の中でお花畑を描いていてもいいけれど、それは滅びへの道。
現実を見つめて変えていく、そう生きたいものです。