シャープのロボホンの売り方を勝手に考える

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ロボホン、発売直前

シャープのロボホンが、5月26日に発売されるとのこと。

ロボット、だけど電話。シャープの「ロボホン」発売日と価格が発表 : ギズモード・ジャパン

発売日は、2016年5月26日で、本体価格は19万8000円(税別)。プランとしては「ココロプラン」(必須・980円/月)+モバイル通信サービス(任意)+保守パック(任意)となっています。

シャープといえば、ホンハイに買収されて以降、リストラとかリストラとかリストラとか、
不穏なニュースしか流れてきませんが、そんな中でロボホン発売?
え、スマホがロボットに?
ちょっと何言ってるか分からない。

みたいな印象を持たれている方も多いと思います。
僕もそう思っていました。

この動画を見るまでは。

なんだろうこの既視感。
どっかでこういうやつ見たことあるよ。

ペット系ロボット玩具

たぶんこれは、ペット系ロボット玩具の類を狙っているんでしょうね。
なのでその類を簡単に纏めてみました。

No. 発売年 製品名 価格 会社
1 1996年 たまごっち 1,980円 バンダイ
2 1999年 ファービー 3,980円 トミー/Tiger Electronics
3 1999年 AIBO 250,000円 ソニー
4 2000年 プーチ 2,980円 セガトイズ
5 2002年 夢ねこ 6,980円 セガトイズ
6 2012年 スマートペット 6,500円前後 バンダイ
7 2016年 ロボホン 198,000円 シャープ

感覚的には、2000年前後でブームが来ているような気がします。
人って、何だかんだ偉そうなこと言って、結構コミュニケーション求めてるんですよね。
そこは素直に認めたいところ。

で、その後はおそらく、
高機能化していく携帯電話やスマホにコミュニケーションの時間を割くようになって、
ペット系ロボット玩具のブームも来ていないのではないかと思います。

2012年のスマートペットは、特に流行った気がしないですけど、
スマホとの融合からして、ロボホンに近い位置づけではないかと思い載せてみました。
あと、ロボ機能とか価格的には、AIBOの位置づけを狙っている気がします。

ロボホンは売れるか?

こんな歴史を踏まえつつ、ロボホンは売れるのか?

いやー、売れないでしょうね。
日本ではね。

まずね、ロボホンのプロモーションムービーをもう一度見てください。
「会社の自席でメール読み上げられたらたまんねぇよ」というのも気になりますが、
それはそれとして、このユーザーたちの雰囲気や背景。

富裕層ですね。
まちがいなく富裕層ですね。
いちいち部屋が広くて、家具もステキで、スペースもたっぷり。
家族構成や安定感もバッチリ。

いや単にそういうムービーを撮っただけなんでしょうけど、
つまりシャープは20万円近い玩具をこういう人たちに売りたいということです。
今の日本でも、富裕層な方々はそれなりにいるんでしょうが、
シャープがじゃんじゃん儲かるくらい売れるかというと疑問です。

あと気になるのはロボホンのホン、つまりスマホ部分。
スマホの普及率もどんどん高くなっている中で、
このスマホ部分が単体スマホと競合するのではないか。
つまりスマホ何台もいらないよ、ということです。

そうすると残ったロボ部分に20万だか払う気になるのか。
微妙な気がします。

ロボホンの売り方

どちらかというと、最初から海外展開を踏まえた機能を持たせておいて、
世界の富裕層にアプローチした方が良かったのではと思います。
国とか文化とかの影響も受けにくそうですし。

ロボホンは、発売時点では日本語しか喋れないし、通信も海外対応していないです。
この辺、ホンハイに買収されたタイミングの面もありますが、惜しいですね。

とりあえずシャープの中の人は、テリー・ゴウにロボホンを持たせて、
あのギラギラした満面の笑みでロボホンを高々と持ち上げる写真を撮って、
プレスリリースするのがいいと思います。
コラ画像でもいいので。

ホンハイ・シャープに入社した皆さんに贈る言葉

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鴻海と産業革新機構のシャープ買収劇は、ついに終焉を迎えたわけです。

シャープ買収、2日に契約=鴻海が3888億円出資

台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業は2日午後、総額3888億円を出資し、シャープを買収する契約を同社と結ぶ。国内電機大手が外資傘下に入るのは初めて。契約締結後、両社が共同運営する液晶工場、堺ディスプレイプロダクト(堺市)で、鴻海の郭台銘董事長(会長)とシャープの高橋興三社長が記者会見する。

なんか当初、ホンハイの出資額は7000億円規模だったような気がするんですが、
正味は約5000億円の4890億円、
そこからテリー・ゴウが偶発債務にいちゃもんを付けて約1000億円減額の総額3888億円、となりました。

もうなんか感覚が麻痺してきますね。
10億円とか端数ですよ端数。
でかい買い物をするときの人間心理ですね。怖い怖い。

さて、そんなシャープにも春はやってくるということで。

シャープ社長、再建に決意=入社式で各トップが訓示

台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入ることが決まったシャープは、奈良県天理市で入社式を開いた。高橋興三社長は新入社員118人を前に「『規模のみを追わず』という経営理念を実践できなかったことも、当社が経営危機に陥った原因の一つ」と分析。

新入社員118人。様々な想いがあるでしょう。

シャープの買収劇が本格化してきたのが今年の1月ですから、
内定をもらっていた学生の皆さんは、もう逃げようがなかったのかもしれない。
逃げた学生もいるでしょう。
高橋興三社長も退任の意思表明しているし、再建に決意してもあんた…、という気はします。

しかし、新入社員の皆さんに言いたい。

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」

むしろ外資系企業になっちゃったもんで、成果を上げれば上げるだけ評価されるでしょう。
世界を股にかけるビジネスマンにもなれます。
もう以前の、経営層による権力闘争、同族的経営にはおさらば。
まさに新しい気持ちで、仕事に取り組んでいただければと思います。

シャープがホンハイの提案になびいた時、もう世の中はすっかりグローバル社会、
国家主義的なものは死んだんだなと感じました。
何にも怖じることはない、ホンハイ・シャープの一員として、頑張ってください。

【安定志向】労働組合のあるIT企業【電機連合】(全企業リンク付き)

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ITエンジニアとしての働き方はいろいろあって、
企業の従業員として働いたり、起業して社長になったり、個人事業主をやったり。
企業の従業員になる場合も、大企業から中小企業まで様々。
この辺は、人それぞれの好みで選んで良いと思います。

で、何が起こるか分からないハラハラドキドキコースが好きな人もいれば、
安定志向の安全コースが好きな人もいる。

んで、今回は後者のケース、安定志向派の皆さまに、アイデアとして一つ、挙げてみましょう。
結論から言いますと、
「電機連合に加盟している労働組合のあるIT企業への入社を狙う」です。

電機連合って何?

電機連合、正式名称を「全日本電機・電子・情報関連産業労働組合連合会」といいます。

電機連合とは?:電機連合

電機連合は、電機・電子・情報関連産業およびその関連産業の労働組合を結集した組織であり、1953年の結成以来、半世紀の歴史を誇る、民間大手(組合員60万人)の産業別労働組合組織です。

電機業界の企業の労働組合を、さらにまとめた組織です。
その中に、一部のIT系の企業も含まれています。

労働組合のある企業?

労働組合は、従業員の団体です。
労務的にも賃金的にも妥当になるように企業側と交渉したりする、そんな団体です。
まあ、形だけの団体とか御用組合とか、アレとかコレとかいろいろ言われていますが、
無いよりはあった方が安全ではあります。

労働組合が無い場合、企業と交渉するのは従業員個人です。
守ってくれるのは労働基準法、な訳ですが、なんかほぼ親告罪みたいなもんで、
企業から不当な扱いを受けた場合、一人で真っ向勝負しないといけません。
裁判したり弁護士を付けたり、お金も時間もかかります。
仮に勝ったとしても、同じ企業に居続けるのか転職するのか…。
いずれにしても、スゲー勢いでパワーを食うわけです。

ここでもし労働組合があれば、団体で企業と戦える。
体制的にもノウハウ的にも、個人に比べれば雲泥の差です。

というわけで、安定志向派には、労働組合の有無はなにげに重要なポイントであります。

電機連合に加盟している労働組合?

労働組合にもピンキリあります。
相談には乗ってくれるけど力は無く動いてくれない、というような弱小労組もあるでしょう。

じゃあ、ピンの労働組合って何、と考えると、
一つの基準として、電機連合に加盟している組合、というのはアリな考え方です。
電機連合に加盟しているということは、それなりに組合活動しているということです。
対企業という意味でも、バックに連合が付いているか否かで、影響力が違うでしょう。

というわけで、結論として、安定志向なら、
「電機連合に加盟している労働組合のあるIT企業への入社を狙う」
なわけです。

電機連合に加盟している労働組合のあるIT企業

というわけで、電機連合に加盟している労働組合のあるIT企業、
リストアップしますよ。
参考:直加盟組合一覧:電機連合

No. 分類 企業
1 総合 日立製作所東芝三菱電機富士電機ルネサスエレクトロニクス
2 家電 パナソニックシャープ岩崎電気船井電機日本電産テクノモータ
日本電熱三井倉庫ロジスティクスハイアールアジアザクティ
3 音響 パイオニアヤマハJVCケンウッドオンキヨーティアック
キングレコードワーナー・ミュージックソニー
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンユニバーサルミュージック
テクノワークキュー・テック
4 通信 富士通NECOKIオムロンコニカミノルタ日本無線岩通
アドバンテスト新日本無線古野電気日本信号長野日本無線
サクサ佐賀エレクトロニックス新興製作所上田日本無線
ジェイ・アール・シー特機NJR福岡神田通信機グラフテック
エー・アンド・デイ東洋計器大倉電気テクシオ日本電波
三和エレクトロニクス日新電子工業光電製作所光音電波
ファナック日本精密測器
5 情報 SCSKメイテックトランスコスモスアルプス技研さくらケーシーエス
東和システム中央コンピューターセゾン情報システムズ明電システムソリューション
大和ソフトウェアリサーチキーウェアソリューションズ愛媛電算
アウトソーシングUTエイム宮城ウイルテックヒラテ技研
ベイキューブシーコネクシオトランスコスモスシー・アール・エム沖縄
OSセミテック

まあその、IT企業ちゃいますがな、というのも多々ありますが、そこはご愛嬌…。

まとめ

というわけで、我こそは安定志向、という皆さま、ぜひご参考ください。
ハラハラドキドキじゃないと嫌だ、という皆さまには眠たい話なので、無視してください。

ちなみに、いくら労働組合があっても、
企業ごと傾いたり事業単位で切売りされたりホンハイに買収されたりする場合もありますので、
その点はご注意くださいませ。

【あれれ~おかしいぞ~】鴻海にうまいことやられ始めたシャープ

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「真実はいつもひとつ!」(by 江戸川コナン)

はい、というわけで、ホンハイのテリー・ゴウ董事長は、
シャープの高橋興三社長よりも何枚も上手だったようです。

鴻海が出資額引き下げを打診 混迷深まるシャープの経営再建

経営再建中のシャープを巡って、鴻海(ホンハイ)精密工業が買収に向けた出資額の引き下げなど、支援条件を大幅に見直すことを打診していたことが、19日分かった。複数の関係者が明らかにした。

スゲーいい感じに買い叩かれてるよこれ!(涙)

でも、いつからこんなことになったんでしたっけ?
ちょっと時系列で見てみましょう。

No. 時期 出来事
1 2月上旬 ホンハイ、約7000億円超の規模で、シャープを支援する意向を示す
2 2月中旬 シャープ、ホンハイと産業革新機構を天秤にかける
3 2月下旬 シャープ、ホンハイの提案を受け入れ、ホンハイ傘下が確定
4 2月下旬 産業革新機構、シャープ支援から撤退することを表明
5 2月下旬 ホンハイ、シャープから偶発債務リスト約3500億円分を受け取り、買収契約の見合わせを発表
6 3月上旬 買収契約が延び延びになる
7 3月中旬 ホンハイ、銀行が保有するシャープの優先株の買取価格を、1000億円から500億円以下に引き下げることを提案、銀行側が激しく抵抗
8 3月中旬 ホンハイ、優先株の買取価格値下げの代替案として、シャープへの出資額を1000億円引き下げることを提案
9 3月中旬 ホンハイ、シャープへの手付金1000億円を500億円に減額しつつ、使途を制限することを提案

こんな超大企業間の交渉で、こんなベーシックな交渉テクニックを見せつけられるとは。
シャープはホンハイに、完全にいいようにされています。
手玉ですよ手玉。

ちなみにこのシャープ、銀行から借りている5100億円の借換期限が3月末に迫っています。
あと10日位しかありません。
買収契約が成立しないまま3月末を迎えると、一体どうなってしまうのか?
ホンハイの交渉力はますます強まっていく訳ですね。

ていうか、これもうホンハイが交渉のテーブルに着いた時から、
仕組まれていたシナリオじゃないですかね。
恐ろしいですね。
でもシャープも、もうちょっとこうなることを想像できたのでは、と思います。
それすらできない経営体制になってたって事なんでしょうね。

あとこれって、就活で内定もらってないのに担当者の口約束だけで意思決定しちゃって、
なのに内定もらえず右往左往する大学生かよ、と思っちゃいますね。
つまり、契約を結んでから、前に進めば良かったんですね。
なんかもう、基本中の基本ですね、あらゆる契約の。

一体なぜ鴻海をスポンサーに選んだのか――。瀬戸際の交渉が続くなかで、シャープ社内からは今さらながらそうした怨嗟の声が噴き出し始めている。

遅すぎるよ!(号泣)

ちなみに、僕の直近の予想は、「3月末になっても買収契約が成立しない」です。
これでシャープは大ダメージを受け、ホンハイは更に安くシャープを買えるというものです。
この予想、当たらないことを祈ります。
くわばらくわばら…。

一気呵成のプラズマクラスター!

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ホンハイとの縁談がまとまったシャープさん、ここに来て本気を出してきました!

まずは3月9日のニュース。
シャープ、風に当たったときのダルさを解消するプラズマクラスター扇風機

シャープは、心地よい風を送る「プラズマクラスター扇風機」4機種を4月15日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、23,000円~32,000円前後(税抜)。
DCモーター採用の扇風機。風が体に当たった際に心地よさを感じられる羽根形状の「ネイチャーウイング」を採用した点が特徴。なめらかでムラの少ない送風ができるという。
いずれも、独自のイオン機能「高濃度プラズマクラスター7000」を搭載。梅雨時は浮遊カビ菌や部屋干し臭の抑制、夏は汗や付着臭を分解・除去するという。

続いて3月10日のニュース。
シャープ、部屋干しのニオイを抑えるプラズマクラスター除湿機

シャープは3月9日、プラズマクラスター除湿機を2機種発表した。価格はどちらもオープン。市場想定価格と発売日は、大容量タイプの「CV-F120-W」5万8000円前後で3月15日発売、コンパクトタイプの「CV-F71-W」が3万9000円前後で4月15日発売予定。カラーはどちらもホワイト系のみとなる。
除湿方式には低消費電力のコンプレッサー方式を採用。高濃度の「プラズマクラスター7000」を搭載し、室内に付着したカビ菌の増殖を抑制する。部屋全体の除湿だけでなく、集中的にプラズマクラスターを当てる「スポット消臭」機能も備え、部屋干し衣類の生乾き臭やたばこの付着臭なども抑制できるという。

見てくださいよ、「高濃度プラズマクラスター7000」ですよ!
濃いんですよ!
7000が何の値か分からんけども。

プラズマクラスターの効果 | 加湿空気清浄機/空気清浄機:シャープ

当技術マークの数字は、商品を壁際に置いて、風量「中」運転時に高濃度プラズマクラスター適用床面積の部屋の中央付近(床上から高さ1.2m)の地点で測定した空気中に吹き出される1cm³当たりのイオン個数の目安です。

7000で驚いていてはいけない。
更に上位の25000もあるぞ!

…。

てかね、ニュースメディアも「○○という。」みたいな語尾で、なんか歯切れ悪いですよ。
無理くりですよ。
いちいち値段高いし。

なんなんでしょう、これは。
潰れそうだったけどホンハイに助けてもらったから、
プラズマクラスター事業もガンガン行くぞ!ということでしょうか。
それとも、プラズマクラスター事業撤退の前に売れるもの売っとけ、ということでしょうか。
なんかこの、喜んでいいのか悲しんでいいのか…。

「ごめんなさい。こういうときどんな顔すればいいかわからないの。」(by 綾波レイ)

【シャープ】「ザウルス」「書院」のサポート期間が長すぎな件

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やっとこさ縁談がまとまりそうな、シャープさんとホンハイさん。
鴻海・シャープ買収「破談」回避へ〝隠れ借金〟軽微、7日までに査定終了

台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業がシャープの買収契約を保留している問題をめぐり、両社が今月9日にも調印する方向で最終調整に入ったことが3日、明らかになった。鴻海がシャープの財務内容を精査したところ、保留の原因となった潜在的な債務(偶発債務)が想定よりも少ないことが判明したため。両社は買収合意の破談を回避する。

もう偶発債務が今年の流行語になりそうな勢いでしたが、大丈夫そうですね。

さてそんなシャープさんですが、昨日、こんなニュースがありました。
さらば「ザウルス」 シャープ、顧客サポート終了へ 部品も枯渇状態

シャープは3日、日本の携帯情報端末の草分け的な存在だった「ザウルス」の顧客向けサポートを今月末で終えることを明らかにした。ザウルスは平成5年に発売され、8年前に生産を終了。

あと、2014年にはこんなニュースが。
「書院」のシャープ、ワープロのサポートをついに終了 「まだ続いていたのか」Twitterでは思い出話

シャープは1月31日、ワープロ専用機のサポートを終了した。「書院」シリーズで知られる同社ワープロ機最後の機種の製造終了から10年と数カ月。シャープの公式Twitterアカウントが「長年にわたりワープロをお引き立ていただいたみなさま、ほんとうにありがとうございました」と告知すると、「まだあったのか」という驚きの声やワープロの思い出がツイートされていた。

ああこうやって、名品が一つ一つ終わっていくんだなぁ…。と感慨にふけりそうになりましたが、
いやでもちょっと待って、今ごろザウルスとか書院とか、「?」と感じました。

つまり、世の中、スマホやパソコンで溢れかえっているのに、まだサポートしてたのか、
サポートにコストを掛ける期間が長すぎやしませんか、ということです。
こういうところに、経営の遅さや無駄なコストが見え隠れしているなと。

減価償却的な話ですけども、今どきパソコンの耐用年数は4年ですよ。
それと合わせるべきとは言いませんが、やっぱりちょっと、違和感のあるお話なのでした。

名品で振り返るシャープの歴史【ホンハイ記念日】

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いやー、ついにシャープはホンハイ傘下になっちゃいましたね。

シャープ、鴻海傘下の再建を正式発表。有機EL2,000億投資、ブランド・雇用維持

経営再建に取り組んできたシャープは25日、台湾の鴻海精密工業傘下での再建を決定した。シャープは第三者割当による新株式(普通株式及びC種類株式)の発行を行ない、鴻海による出資規模は総額4,890億円となる。

産業革新機構の提案を受け入れると思いきや、受け入れたのは鴻海案、
まあその、背に腹は変えられない的な、今はお金が一番大事だよ的な結論となりました。
仕方ないですよね。
もう日本には国家主義みたいなものは存在しないようで、実にサバサバしたものです。

さてそのシャープですが、最近は液晶の工場にお金かけすぎて失敗した家電メーカー、
くらいのイメージしかないかもしれませんが、過去、数々の名品を生み出してきています。
その名品たちを、少し振り返ってみましょう。

商品化年 製品名 説明
1915年 シャープペンシル 言わずもがなのアレ
1979年 書院 日本語ワープロ
1982年 X1 パソコンテレビ
1986年 ツインファミコン ファミコン+ディスクシステム一体型
1987年 X68000 ホビー向けパソコン
1993年 ザウルス PDA
1995年 Mebius ノートパソコン
2000年 J-SH04 カメラ付き携帯電話
2000年 プラズマクラスター空気清浄機 アレかもしれないけどヒットした空気清浄機
2001年 AQUOS 液晶テレビ
2002年 MURAMASA 薄いノートパソコン
2004年 ヘルシオ 水で焼くウォーターオーブン
2005年 W-ZERO3 キーボード付きPDAフォン
2010年 GALAPAGOS メディアタブレット

あー、そういえばあれもこれもシャープ製だったよなぁ。
懐かしいなぁ。

なんでこんなことになっちゃったのかなぁ。

あれ、なぜか目から塩水が…。

頑張れ!シャープ労組!

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経営が傾いてしまったシャープ、支援で鍔迫り合いをする産業革新機構とホンハイ、
日本企業なのになぜかホンハイ側に期待されるソフトバンク、(「鴻海、ソフトバンクに出資要請 シャープ買収巡り」)
決断が遅くなれば遅くなるほどグダグダ感が増していくこの状況に、
ついにシャープ労組が立ち上がった!!

シャープ労組、年間一時金4カ月など要求 ベアは見送り

シャープ労働組合は17日、春季労使交渉で「年間一時金4カ月」や「賃金体系の維持」などを求める要求書を経営側に提出した。昨年も4カ月を要求したが、業績低迷により支給額は2カ月にとどまった。
(中略)
要求書には7年連続でベースアップ(ベア)を見送るほか、最低賃金や初任給の引き上げ、ワークライフバランスの実現に向けた取り組みを明記した。

うーんこの、立場的に言うことは言うけど、空気を読むとこうだよね、まあ通らないよね感の交渉内容。
まあ、労組という組織のことを悪く言うつもりはないですが、ぶっちゃけ、意味ない組織ですね。

何が意味ないかというと、労組というのは、企業が爆儲けをしているにも関わらず、
労働者が不当に虐げられている、いわゆる蟹工船みたいな環境において意味をなす組織だと思うんですよ。
価値ある労働をして儲かっているのだから、その儲けを労働者にも適切に分け与えようぜ、
という、至極単純な話なんですよ。
なので、傾いている企業で賃金交渉だとか言っても、
価値ある労働を生み出せていないのは経営者のみならず労働者の問題でもあるわけで、
その話を抜きにして交渉など、なにがなにやらわからない。(福本伸行風)

まあね、更に突っ込んで言うと、日本の労組なんて結局のところ御用組合
賃金交渉とかダブルスタンダードもいいところ、
企業にとってはソフトランディング首切りシステムの一部だったりするわけで…。
そういう意味では前言撤回、意味ある組織だよな…。

おや、こんな時間に誰か来たようだ。

シャープがホンハイ・シャープになる日

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シャープにとって運命の日となる、2016年2月4日がやってまいりました。
シャープは予定どおり、産業革新機構の提案を受け入れ…。

てないし!!!

シャープ再建、ホンハイと優先交渉 支援額約7000億円

業績不振のシャープ(6753.T)は4日午前に開いた取締役会で再建スポンサーの選定を議論し、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業(2317.TW)との交渉を優先的に進める方針を決めた。

ホンハイの支援金額、7000億円ですよ。
あのね、7000円置くんとちゃうんですよ。(古典)
産業革新機構は3000億円。つまりホンハイは倍以上。スゴい…。

ただ、シャープは革新機構との協議継続の選択肢を残したい考えで、高橋社長は会見で「本日現在、産業革新機構及び鴻海精密工業の2社に絞って協議を進めている。今後1カ月をめどに最終的な契約を締結できるよう協議する」との発表文を読み上げた。

えっ、本決まりやないんですか!?
どっち?どっちやねん!
これでまた産業革新機構の支援金額を引き上げさせる作戦?
逆転一発もあるの?
焦らすなあ!もう!

また、ホンハイにとってのシャープの魅力について「資産査定を通じてシャープの価値を見ているが、技術やブランド、あるいは人材などに大きな魅力感じてもらっているのではないか」と説明した。

まあ、経営層には魅力を感じてないやろけどね。(笑)

というわけで、結論が出るのは1カ月後の3月上旬になりましたとさ。

シャープの目指してる、未来はどっちだ?

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シャープの買収劇ですが、いよいよ煮詰まってまいりました。
産業革新機構なのか、鴻海なのか、一体どっちなのか!?

『シャープ、支援案再検討=鴻海が成長資金6000億円―革新機構案と比較へ』

台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業がシャープの経営再建を支援するため、成長資金として6000億円強を提供する案を示したことが31日、明らかになった。
(中略)
革新機構と鴻海の両案を改めて比較し、2月4日に開く取締役会で最終判断する。

2月4日に最終判断、ということですが、これ、本気で比較するんですかねぇ。
産業革新機構の案を採用することは決めているけれども、鴻海の案を否決する理由づくりをしてるって感じもしますが。
なんとなく。勝手な想像ですけども。

6000億円あるよと言っても、明るい未来というよりはザ・リストラクチャリングが待っているのは目に見えているというか、
まあ、どっちに買われてもザ・リストラクチャリングなんでしょうけども、日本に買われた方がきっとマシ、みたいなね。
そういうシナリオだとすると、鴻海側も果たして本気かどうか、微妙ですね。
どうせ売ってくれないなら、金額引き上げてニュースにされて知名度上げようぜ、みたいな気持ちかもしれません。
きっともっと高度な情報戦が繰り広げられていることでしょう。

ところで、ちょっと待ってください。シャープといえば17,613人の大企業ですよ。
事業内容も、今回の買収のキーとなっているディスプレイパネル技術だけではありません。
事業内容|会社情報:シャープ
「プロダクトビジネス」として「デジタル情報家電」「健康・環境」「エネルギーソリューション」「ビジネスソリューション」が、
「デバイスビジネス」として「液晶」「電子デバイス」があります。
つまり、ディスプレイパネル技術以外の分野は、買収劇がどう転んでもザ・リストラクチャリング傾向というか…。
プラズマクラスターイオン発生機とか、なんで大企業の事業にまで推し進めてしまったのか、ちょっと謎です。

そんなこともあり、人材流出も致し方ないですと。

『シャープ社員、3カ月で4692人減…うち数百人は自主退職 人材流出ショック深刻』

国内だけでみると、12月末現在の社員数は2万397人で、9月末より3315人減った。このうち希望退職制度の利用は3千人程度で、同制度の要件に当てはまらない若手ら数百人が自主退職した。

ディスプレイパネル技術をやっている方々は残留して流れに身を任せるのもアリかもしれませんが、それ以外の方々はちょっともう、キツいですね。

というわけで、いよいよXデーが迫ってまいりました。
対岸の火事かな〜と思っていたら対岸じゃなかった、的な事にもなりかねないビッグ・ディールですんで、皆さまお気をつけて。