やったぁ!ベースアップ1500円だぁ!(棒)

martaposemuckel / Pixabay

3月も中旬にさしかかり、だんだんと春めいてまいりました。
春といえば、もちろん春闘です。
労働組合です。
労使交渉です。
闘争です。

そんななか、電機大手のベアも固まってまいりました。

電機大手、ベア1500円で調整 昨年回答は下回る

電機大手の春闘交渉は、賃金体系を底上げするベースアップ(ベア)について、月額1500円を軸に最終調整に入った。
(中略)
ベアの水準は、日立製作所パナソニック富士通NEC三菱電機の経営側と、電機連合が統一交渉して決める。

この話、この業界にいない人たちにとってはさっぱり分からないでしょうね。
ちょっと簡単に説明しましょう。

まず労働組合、これは、企業の従業員からなる組織です。
企業の言いなりになっていたら搾取されるから、組織を作って雇用を守っていこうぜ、という団体です。
企業内の組織ではありません。
労働組合は、賃上げ交渉とか、場合によってはストライキとか、やります。
企業にとってしてみれば鬱陶しいでしょうね。
ストライキで仕事止められちゃかなわんですからね。

で、大手企業ともなれば従業員もたくさんいますから、労働組合もそれなりに大きくなります。
んで、さらに企業の労働組合を束ねたものが連合で、電機業界の連合が電機連合なわけです。
スゲーパワーありそう!

そんな労働組合が、定期的に賃上げや労働改善の交渉(闘争)していて、それが春にあるから春闘。
ベースアップというのは、
給料の基本給部分(ベース)と職能給部分の、基本給部分を上げる(アップ)というものです。
つまりこのニュース、電機業界の従業員の基本給が、月額1500円上がりそうですよというものです。

どうですか?
羨ましいと感じるでしょうか、そんな景気のいい話いまどき無ぇよと思うでしょうか。

個人的にはですね、まあ確かに大手企業らしい安定感のある話で羨ましいと思う反面、
素直に受け取っちゃいけないと思うわけです。
ぶっちゃけると、従業員の給料なんて、職能給でどうとでもなります。
毎年ベースアップしてるけどなんか給料増えへんなぁ…、と感じているあなた、
上手いこと騙されています。
企業だって無い袖は振れないわけです。至極当然の話です。

ではなぜ、労働組合があって、連合があって、春闘があって、ベースアップがあるのか?
なんでしょうね。
謎ですね。
ちょっと、闇が深そうですね。

うん、怖くなってきたので、今日はこの辺で…。

クラウドソーシングの定義から考えると、そこにITエンジニアの仕事は存在しない

eak_kkk / Pixabay

平均年収が5,470,000円のクラウドワークスさんの周りが、ザワザワしていますね。
クラウドワークスで「月収20万円以上」わずか111人の衝撃 やはり働き方は「正社員が一番」なのか

クラウドソーシングサービス大手のクラウドワークス社が2月に公開した「2016年9月期 第1四半期決算説明資料」によると、2015年12月末時点のユーザー数は79.5万人。昨年同月末(26.9万人)から1年で約3倍にも増加した。
しかし、昨年10月から12月末までの期間に、平均月収20万円以上を達成したユーザーは111人だけ。割合でいうと全ユーザーの約0.014%と、本当にごく僅かだ。

月収20万円といえば、大学新卒の新入社員の給料くらいですかね。
それが111人って、確かにいかにも少ないですね。

しかも、クラウドワークスさんとかランサーズさんとかで得られる仕事は、
あんまり、その、たちが良くないようで。
クラウドワークスで主婦が搾取されるのを目の当たりにした話

端的にいってクラウドワークスやランサーズなどの「クラウドソーシングサイト」の問題点――それは、超低単価で労働力が搾取されること。これにつきます。
(中略)
そもそもクラウドソーシングのライティング業務の一つの柱となっている「リライト」という作業、これはつまり、「パクリと気づかれない(気づかれたとしても訴えられない)ように改ざんしてパクる」ための作業だということは、受注者の多く(特に主婦!)は知らないでやっているでしょう。

これちょっと、ポイントサイトのことを思い出しましたよ。
「ポイントをゲットしてガッツリお小遣い稼ぎ!」とか言ってるくせにポイントが全然貯まらない、
そのうえ、個人情報は取られまくるっていう。

そもそもクラウドソーシングの定義って何?てところですけども。
クラウドソーシング – Wikipedia

クラウドソーシング(英語: en:crowdsourcing)は、不特定多数の人の寄与を募り、必要とするサービス、アイデア、またはコンテンツを取得するプロセスである。このプロセスは多くの場合細分化された面倒な作業の遂行や、スタートアップ企業・チャリティの資金調達のために使われる。クラウドソーシングは群衆(crowd)と業務委託(sourcing)を組み合わせた造語で、特定の人々に作業を委託するアウトソーシングと対比される。

えっ、クラウドソーシングのクラウドって、「cloud」じゃなくて「crowd」なんだ!!
そこが一番驚いたわ。

でもまあ、つまりですね、クラウドソーシングって、一人ひとりは微力だけれども、
100人、1000人、10000人集まったらスゲー勢いでモノが作れちゃうよ、という仕組みなんですね。
なので、月収20万円とか、そもそもそんなのはレアケース、参考値なわけですね。
だから、正社員の方がいいよとか、性質の違うものの比較は意味がないんですね。

次、単価が安すぎる、という話。
まあこれは市場原理が決めてくれる話で、
価値の高い仕事は単価が高く、価値の低い仕事は単価が低い、
それだけかと思います。
不特定多数で経歴不問、となれば、まあそりゃ単価も低いでしょう。

次、著作権侵害するような仕事が多い、という話。
これは、運営会社および発注会社が悪いわけで、クラウドソーシングが悪いわけではないですね。
世の中の注目度が高まってくれば、コンプライアンスだかなんだか言い出して、
そういう悪徳仕事は自然消滅するでしょう。

というわけで、最後に言いたいこと。
クラウドソーシングの定義からして、まともなITエンジニアが仕事を求める場所ではないです。
SIerなりベンダー企業なりユーザー企業なりWeb界隈なり、肌の合う会社に就職しましょう。