広域機関システムのSIerは、あの有名な…?

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電力自由化、システム障害中

皆さん、電力自由化、やってますか?

やってないですよね〜。
システム障害中ですもんね〜。

電力市場の自由化を推進する広域機関に、情報システムのトラブルが相次ぐ – スマートジャパン

4月1日に始まった電力の小売全面自由化に伴って、2つの重要な情報システムが稼働した。いずれも電力市場の改革を推進する「電力広域的運営推進機関」(略称:広域機関)が運営するシステムである。

そのうちの1つは電力の購入先を切り替えるための「スイッチング支援システム」で、自由化が始まる1カ月前の3月1日から動き出している。もう1つは全国各地の需給バランスを調整するための「広域機関システム」だが、4月1日の稼働予定日までに一部の機能の開発作業が完了しなかった(図1)。5月に入った現在も問題点を解消できておらず、自由化を促進する業務に影響が出ている。

上記の記事を読む限り、広域機関システムにはまだいくつか不具合があって、
目指していた全国レベルでの電力取引の短時間化はまだできないそうです。
そして不具合解消の目処は未公表…。

しんどいですね。中の人がね。

中の人のSIerさん

中の人のSIerさんは、ズバリ言ってしまうと日立製作所です。

ニュースリリース:2014年8月29日:日立

株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)は、このたび、「電気事業法等の一部を改正する法律」に定められた、電力広域的運営推進機関(以下、広域機関)向け電力広域的運営推進機関システム(以下、広域機関システム)の提案募集において、提案採用者として決定されました。

この堂々として自信に満ち溢れたプレスリリース。
やったぞ、という印象。

受注当時は、ね…。

受注当時の裏事情

そして裏事情的な情報がこちら。

東芝、大型案件で想定外の失注 競争相手批判の悪あがき、過去の巨額違約金のトラウマ | ビジネスジャーナル

国内外で注目されていたコンピューターシステム商戦で異変が生じた。電力自由化の推進機関が使用するシステム開発をめぐり、有力視されていた東芝が脱落し、ダークホース的な存在であった日立製作所が受注に成功したのだ。
(中略)
入札には日本IBMやNTTデータなどの大手システム業者も参加したが、競争入札で実際に落札したのは日立だった。日立にはこれまで目立った官庁システムの落札事例がなかったため「産業界には衝撃が走った」(業界関係者)という。

東芝のトラウマってなんじゃらほい、と読み進めてみると。

「東芝は06年に特許庁のシステム開発を安値で受注したのですが、数回にわたってシステム設計をやり直し、結局、完成できないまま12年に開発を中止し、開発費に利息を加えて60億円近く返納することになった苦い過去があるのです。最初の設計見積もりの精度を下げることで安値を実現させたツケでした」(同)

電機メーカーがシステム開発を安値で受注する場合は、その後の仕様変更やメンテナンスなどを受注することで採算をとろうとするのが一般的だ。だが東芝はあまりに初期設計を安く済ませることで安値を実現したため、メンテナンスどころか、発注官庁に巨額違約金を支払うハメになってしまったというのだ。このときのトラウマが東芝には残っているという。

なるほどなるほど。

ちなみに、広域機関システムの入札では、
東芝の入札価格が四十億円で、対する日立が十六億円とのこと。

うんうん、はいはい。

想定ストーリー

つまり素人考えでは、

「安値で受注した日立が、システム開発にお金をかけられなくって、
カットオーバー遅延したり稼働後も障害中」

みたいなストーリー?

素人考えですよ、あくまでも。
事実とは違いますからきっと。

背筋が寒くなってきたので、本日はこの辺で…。

HULFTのセゾン情報システムズ、SI料を全額返金

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この期末の差し迫った折に、でかいニュースが飛び込んでまいりました。

ニュース – セゾン情報が大型システム開発の遅延で約150億円支払いへ、希望退職50人募集:ITpro

セゾン情報システムズは2016年3月28日、クレディセゾンと同社子会社であるキュービタスから受注した大型システム開発案件の開発遅延のために2社から損害賠償を請求されていた問題で、条件付き和解を行う方針を決めたと発表した。
セゾン情報が支払う和解金はクレディセゾンに対して83億9700万円、キュービタスに対して65億7800万円の合計149億7500百万円である。これは、開発業務にかかる契約に基づいてクレディセゾンとキュービタスのそれぞれからセゾン情報が受領した対価と同一である。クレディセゾンとキュービタスは、今回の紛争に関する他の請求を放棄する。

つまり、システム開発案件の遅延で、損害賠償請求されて、
「料金を返金するから許してよ〜」→「よし分かった」の流れですね。
きっとクレディセゾンとキュービタスは、
案件の遅延でビジネスの機会損失とかしちゃったんでしょうね。

しかもその風圧で、セゾン情報システムズは希望退職50人募集。
アツい。アツいよ!

…。

なんか背筋が寒くなってきたので、勝手にセゾン情報システムズのPRをします!
セゾン情報システムズといえば、有名なソフトウェアを持ってますよ。
皆さんご存知、「HULFT」です!

世界で利用されるHULFT(ハルフト) | ファイル転送・データ連携 HULFTシリーズ | セゾン情報システムズ

HULFT(ハルフト)は11年連続国内シェア第1位(※1)、世界シェア第4位(※2)の純国産ファイル転送ツールです。企業情報システム内に混在するメインフレームやUNIX、Linux、Windowsなど、マルチプラットフォーム&マルチベンダーにおけるシステム間連携をファイル転送によって実現します。

ほら!
HULFTが!
世界のHULFT!
知らない皆さんは、すぐ買ってください!

ちなみに、HULFTってなんの略か知っていますか?
ほら!
意外と知らない!
知らない皆さんは、追加購入してください!
(答えは本投稿の最後にあります。)

というわけで、システム開発において、プロジェクトマネジメントの能力も結構、
というかかなり重要だよねというお話でした。

追記

本件の「大型システム開発案件」って、↓の件みたいですね。
【重要なお知らせ】新システム移行の延期に関するお知らせとお詫びについて|クレジットカードは永久不滅ポイントのセゾンカード

かねてより本ページでご案内のとおり、弊社では2014年10月26日(日)から新システムへの移行を予定しておりましたが、このたび、より安全・確実に移行を実施するために、日程を延期させていただくことといたしました。

2014年10月にリスケして1年半、いろいろ頑張ったけどついに…、という感じなんですね。
合掌。

答え:Host Unix Linkage File Transfer