副業禁止を禁止した世界はハッピーか?

SteenJepsen / Pixabay

サイボウズ青野社長曰く

サイボウズの青野社長が、noteを使って快調にメッセージングしてました。

「副業禁止」を禁止しよう

サイボウズでは副業を認めている。サイボウズの社名を出さない副業であれば、上司の承認どころか報告する義務もない。よって、サイボウズのメンバーが今どれくらい副業をしているか私は知らない。サイボウズでの仕事が「主業」でなくてもよいので、社内では「副業」ではなく「複業」と呼んでいる。

で、青野社長の仰る副業のメリットを箇条書きにすると以下の通り。

  • 人材不足解消
  • 給与の増加
  • 生産性向上
  • マネジメント力の向上
  • ベンチャー支援
  • ベテランの再活躍
  • イノベーションの創造
  • 個人の自立を促進

そうそう、うん、まさにそのとおり、そうだよね〜。

…って、なるかい!(涙)

問題の本質は

いやね、なんか主張がおかしいですよ。
まず、副業が禁止だの禁止じゃないの、従業員にとって問題の本質はそこじゃないでしょ。
本業の収入が少なくて生活が微妙に苦しいような気がする…、てのが問題でしょ。

本業の収入がガッポガッポ入ってくれば、副業なんて考える必要ないでしょ。
議論のスタートラインがおかしいんですよ。

副業のメリットは本当にメリットか

でね、副業の各種メリットもおかしなことが書いてますよ。

人材不足解消って言っても、副業したからって就業できる成人の数が増えるわけじゃないでしょ。
人数そのままで、労働時間が増えるだけでしょ。
労働時間が増えたら給与が増えるのは当たり前でしょ。

生産性向上って、複数の仕事の納期を持ったらやらざるを得なくなるわけで、
まあ確かにダラダラ働くよりはいいかもしれないけど、単に首締まってるだけでしょ。

後のメリットも、個人として強くなれ、野垂れ死んでもそれ自己責任だから、って言ってるだけでしょ。
「いや〜、正直給料あんまり払いたくないんよ。その代わりに、副業してもいいから、ね?」
って言ってるだけでしょ。

結論

まあね、副業を禁止しようが禁止しまいが、人生を安泰に生き残っていくのは大変ですよ。
それは間違いない。
でもね、副業禁止を禁止したら世の中ハッピーだよ的な話は、そりゃ嘘だろうって思うわけです。
社長のポジショントークですよ。

青野社長がこのへん意識しつつ発言しているならまだいいです。
心底そう考えているなら…、こわいこわい。

石川啄木曰く

結局ね、一発でハッピーになる話なんて世の中そう簡単に転がっているわけなくて、そりゃ石川啄木さんも詠んじゃうわけですよ。
「働けど働けど なお我が暮らし楽にならざり じっと手を見る」
大変ですね。
元からですけどね。

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